「江頭2:50のピーピーピーするぞ!」(以下「PPP」)は、江頭にとっては初のトーク番組である。映像配信されているため、基本的にはテレビ番組といえるが、TOKYO FMのスタジオでやっており、トークが中心となっているからか、出演者の2人はこの番組をラジオとして考えている節が多く見られる。
江頭はこれまで数多くのテレビ、ラジオ、舞台等に出演しているが、特にテレビに関してはバラエティ番組(「めちゃ×2イケてるッ!」など)で急に飛び出してきて暴れまわったり踊ったりするような役回りが多く、普通にトークをするという機会は少なかった。そこで「PPP」では、江頭が彼の身の回りで起こった出来事や話題になっていることに関する話をしたり、視聴者の悩み事を聞いたり、彼の趣味である映画の評論をしたりと、テレビでは見られない江頭の一面が見られる内容となっている。また、江頭のトレードマークである上半身裸に黒のスパッツ姿はこの番組でも健在である。
番組名の「ピーピーピー」とは、放送禁止用語や不適切な発言をした時に、それが聞こえないようにする「ピー」という音(いわゆる「ピー音」)と、司会の早川亜希が番組中携帯している笛の音の二つにちなんでいると考えられる。同番組中でも江頭はそのような「ピー音」が入るような発言をする事が多く、モザイクがかかるような卑猥な仕草をすることも少なくない(禁のマークで隠される)。とはいえ、それがまた江頭の「売り」の一つでもあり、番組の最大の特徴とも言える。公開収録では当然ながら「ピー音」は入っておらず、何を言ったか聞けるという事が公開収録に来ることの最大の特権ともいえる。